原石から商品としての「ダイヤモンドネックレス」になるまで

劈開・鋸引きで石のサイズを調整

ダイヤモンドネックレスが完成するまでには、いくつもの工程があります。
最初は劈開と呼ばれる作業から始まり、原石の不純物や不規則な部分を取り除きます。
最初から少しずつ研磨をしていくようなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、分割する作業から始まります。
方法自体は単純なものの、失敗をすると原石が砕けてしまう非常に神経を使う作業です。
次に鋸引きが行われ、ひとつの原石が二分割され二個のダイヤモンドとなります。
これは非常に時間がかかり、1カラットのダイヤモンドをカットするだけでも2時間以上かかることもある、根気が必要な作業です。

胴削り・研磨を経て商品になる

ふたつの工程を経て最初に行われるのが、胴削りでありこれは研磨をする前の荒削りのようなものです。
荒削りといえども適当に済ませることはできずに、研磨しやすいように大まかな形を作り上げて行くのはなかなか大変な作業です。
胴削りが完了するといよいよ最終工程の研磨となり、ここでようやく美しい輝きを放つダイヤモンドが完成します。
研磨も適当に行えばよいというわけではなく、石の目にそって削る必要がありこれを守らないと美しいダイヤモンドにはなりません。
このような手間のかかる工程をいくつも踏んで、原石からダイヤモンドネックレスという商品になるのです。