原石から商品としての「ダイヤモンドネックレス」になるまで

劈開・鋸引きで石のサイズを調整

ダイヤモンドネックレスが完成するまでには、いくつもの工程があります。
最初は劈開と呼ばれる作業から始まり、原石の不純物や不規則な部分を取り除きます。
最初から少しずつ研磨をしていくようなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、分割する作業から始まります。
方法自体は単純なものの、失敗をすると原石が砕けてしまう非常に神経を使う作業です。
次に鋸引きが行われ、ひとつの原石が二分割され二個のダイヤモンドとなります。
これは非常に時間がかかり、1カラットのダイヤモンドをカットするだけでも2時間以上かかることもある、根気が必要な作業です。

胴削り・研磨を経て商品になる

ふたつの工程を経て最初に行われるのが、胴削りでありこれは研磨をする前の荒削りのようなものです。
荒削りといえども適当に済ませることはできずに、研磨しやすいように大まかな形を作り上げて行くのはなかなか大変な作業です。
胴削りが完了するといよいよ最終工程の研磨となり、ここでようやく美しい輝きを放つダイヤモンドが完成します。
研磨も適当に行えばよいというわけではなく、石の目にそって削る必要がありこれを守らないと美しいダイヤモンドにはなりません。
このような手間のかかる工程をいくつも踏んで、原石からダイヤモンドネックレスという商品になるのです。

ダイヤモンドネックレスが高価なのは世界共通

ダイヤモンドは供給量が少なく、なおかつセーブされている

世界の中でも非常に高価な宝石として知られているダイヤモンドは、地中150kmという地中深く作られる鉱物であり、当然地中150kmという深さを人類の技術で行う事は不可能なために、採掘される量は限られており、可能か限り深く採掘する為には手間とコストもかかります。

さらに採掘されたダイヤモンド原石の中で宝石として商品化できる確率はわずか1割程度と言われており、ますます希少価値が高くなって高価な値段が付くようになるのです。
また硬度の高いこの宝石はカットや加工にも手間がかかることも原因の一つです。
この宝石は一定の企業がほぼ独占的に生産と供給の統制を行っており、市場に出る量もセーブされているのです。

人工ダイヤモンドは「似て非なるもの」

希少価値も高く世界においても共通して高価な宝石であるダイヤモンドは、品質の良い物ほど高額な金額で取引されます。
ダイヤモンドネックレスには多くの石が使用されているために当然高額な値段が付くのです。
近年は世界中の市場にキュービックジルコニアなど数多くの人工ダイヤモンドが出回るようになりました。
精巧に作られている人工ダイヤモンドであれば、素人が一見しても天然の物と区別が付かない場合も少なくありません。
とはいえ、天然のダイヤモンドには人工では再現できない独特の輝きや色合い、光り輝く美しさが備わっています。
だからこそ、唯一無二の存在として人工ダイヤモンドとは比べられない高額な値段で取引されるのです。